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2×4(ツーバイフォー)とは住宅工法の名前です。 アメリカで開発された工法で合理的な生産性と堅牢さが特徴です。日本の伝統工法は木造軸組工法(在来工法)といわれ柱や梁など点と線で組み立てられます。同じ木造建築でも2×4工法は面で組み立てられます。この面構造が2×4の優れた特徴でもあります。
2×4工法は壁や床など面で構成されているため耐震性・耐火性・気密性・断熱性など居住性能に優れた工法です。日本では木造住宅のシェアが40%にまで減少しています。しかし、2×4工法が開発されたアメリカの住宅の80%近くが2×4による木造住宅です。この度、法改正により木造では2×4工法に限り4階建てが可能になりました。これは、2×4工法の優れた強度と耐火性が認められたことを表しています。それでは2×4工法の特長である耐震性、耐火性、機密性、断熱性を個別にご説明します。
■2×4工法の特長
■耐震性・耐風性
2×4工法は数ある建築工法の中でも優れた耐震性・耐風性を持っています。壁・床・天井が6面一体となっているので揺れを面全体で受けとめ、分散・吸収します。地震の揺れだけでなく、台風による強風にも優れた強度を発揮します。軸組工法では柱や梁など、点状に力が集中し強い風や揺れを受けた場合、倒壊の恐れもあります。これは木造だけでなく、鉄骨の軸組工法にも共通します。この度、2×4工法の強度が認められ4階建ての施工も認可されました。
■耐火性
木は火に強いというイメージがあります。木に火がついた場合、表面が炭化し、それ以上延焼しにくい構造になっているのです。鉄骨は熱を加えると柔らかくなり強度が極端に下がってしまいます。つまり木は鉄より強いといえるのです。2×4工法ではすべての天井や壁の室内部に厚さ12.5mm以上の石膏ボードが使用されています。石膏ボードには結晶水が含まれています。炎に触れても水蒸気を放出し発火までの時間を大きく遅らせることができます。このような優れた耐火性は火災保険や住宅金融公庫でも高く評価されています。例をあげると火災保険の利率は木造の1に対し、2×4は0.47となっています。
■気密性・断熱性
2×4住宅は気密性と断熱性に優れています。面で構成されているため気密性は高くなっています。さらに外壁との間に断熱材を使用することで断熱性にも優れています。気密性と断熱性が高いと、外部の気温変化の影響を受けにくくなります。また、内部の熱を外部に逃しにくくなるのです。断熱性能に関して言えば… 木片 ・ 鉄の棒 ・ コンクリート片 …炎天下や氷点下の状況でどの素材の熱伝導率が低いでしょうか?具体的な数値をあげると、木材は熱を伝えにくく、鉄の350倍、コンクリートの10倍もの断熱性を持っています。つまり、気密性と断熱性に優れているということは、冷暖房の使用を最小限に抑えることができ、省エネにつながります。
■防湿性
湿気から守ることが、木造住宅の耐久性を高めるポイントになります。2×4工法では地盤面に防湿シートを敷き、地盤面からの水蒸気を絶ちます。土台には防腐・防蟻処理を施した木材を使用するなどして耐久性を高めています。当社が使用している『ダイライト』防湿性にも非常に優れております。このように何重にも防湿対策を施すことにより、家の耐久性は向上し長く住みよい家をつくることができるのです。
日本では住宅の耐用年数は30年と言われています。しかし、2×4工法発祥の地アメリカでは住宅耐用年数が60年とも言われています。これはアメリカでの2×4住宅のシェアが80%にもなるという事実を認めざるを得ません。
■外観インテリア
2×4工法では、外観やインテリアは住む人の個性を大切にした空間を構成することができます。ライフスタイルの変化に合わせ増改築も可能です。また、地下室付きの住宅や、3階建ての住宅も可能です。
■2×4工法の工程
基礎 1階 2階 内装・
外観
完成
■基礎
1.基礎工事
基礎工事は、型枠を組んでコンクリートを打ちます。2×4の場合床下の地盤からの湿気を防ぐために防湿フィルムを敷きます。床下の換気口の間隔を短くし地盤からの湿気を出来る限り遮断します。
■1階
2.1階の床組をする
コンクリートの基礎の上に、キソパッキンを等間隔に敷き、土台をボルトでしっかり連結します。その上に一定間隔で釘打ちされた床根太を組みます。土台と基礎の間に防湿フィルムが挿入されるのも2×4の特徴です。
3.1階の床枠組をつくる
出来上がった1階の床根太の上に、構造用合板を張ります。これが1階部分の床枠組になるわけです。これは2×4独自のもので『プラットホーム』と呼びます。
4.枠組した1階(パネル)をつくる
この工程も2×4独自の工程です。1階プラットホームで、1階の壁枠組材を釘打ちします。全体の壁を所定の位置に釘付けした後、壁の頭を構造用製材で繋ぎます。この工程を経て壁全体が一体化します。
■2階
5.1階の壁の上に、2階の床をつくる
1階床枠組と同じように2階の床を1階の壁の上に組みます。2階の床根太には、全面に構造用合板を釘打ちします。こうして2階も1階と一体となったプラットホームがつくられます。
6.2階壁(パネル)を組む
1階壁と同様に2階を組みます。
この段階では各壁は仮止めされています。
7.2階壁枠組の完成
2階壁枠組を4面とも立ててから、初めてそれぞれの壁を連結します。1階のときと同様、壁の頭を構造用製材でしっかり繋ぎあわせます。
8.小屋組をし、屋根下地を張る
まず、天井根太とたる木を2階壁枠組に取り付けます。このとき、たる木は屋根が吹き飛ばされないようにしっかり補強します。たる木の上に構造用合板を張って、屋根の下張りができます。屋根形状は様々で、その形状、勾配によって施工方法が異なります。同一形状でも施工方法を変えることは可能です。
■内装・外装
9.内装・外装工事
2×4工法は、壁や天井の室内側には全面石膏ボードを張ります。もちろん、断熱材もふんだんに使用します。開口部には、アルミサッシなどの枠付き建具をつけます。室内の仕上げは、下地材、石膏ボードに壁紙を貼り付けます。クロス張り、タイル貼り、塗装、カーペットなどで化粧を施します。同時に、システムキッチン、収納家具などの設備もつけることになります。
■完成
10.完成(画像は外装工事のものです)
ここまでくると、2×4住宅の構造体の工事の完成です。あとは、お好みや予算に合わせたインテリア、外観をお選びいただけます。インテリア、外観の工事が完成すると、世界で一つの家ができあがります。
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